ダラス災害後の一致団結したHELP

VMは、竜巻によって破壊された1,200以上の家屋の周辺で瓦礫を撤去し、財産を保護しました。

ボランティア・ミニスターやその他の人々が、ダラスで起きた半世紀ぶりの最悪の災害に対応し、力を合わせています。

リスマスの翌日、9つの竜巻が、テキサスのガーランドとローレットタウンを襲いました。

それらの竜巻は、車を橋から突き落とし、1,200軒以上の家屋を破壊し、10人以上を死亡させるといった、50年以上前の災害を凌ぐ、最悪の事態を引き起こしました。 竜巻の強さを示すスケールで、最も破壊力があるとして知られているものの次に破壊力のある竜巻でした。

短期間で9人のダラスのボランティア・ミニスター(VM)が集まり、Voluntary Organizations Active in Disaster Centerで登録した後、彼らは、ガーランドの街で最悪の被害を受けた地域に赴(おもむ)きました。

その後VMは、災害対応分野で20年のベテラン、全国キリスト教会(National Association of Christian Churches)災害サービス協会のホセ・オルテガ牧師と会いました。

オルテガ牧師とボランティア・ミニスターは、ガーランドのセントラルパーク教会付近に大きなVMテントを設置し、ボランティアや救援物資、配給品などを調整する救援活動のパートナーとなりました。

オルテガ牧師とボランティア・ミニスターは次に、ローレットのファースト・キリスト教会(大きな被害を受けた地域を走る2本の主要道路の交差点という戦略的に好都合の位置)に配送ポイントを確立しました。 そこで彼らは、瓦礫(がれき)の中に、目立つ明るい黄色の第2のVMテントを立て、その地域にいる誰もが、そこにHELPを求めに来ることができるようにしました。 オルテガ牧師とVMチームは救援活動を支援し、ウェスト・バージニア州の非営利団体、ベックリー・ドリーム・センターのために、食品を積んだトラックを1,800キロ走行させる手配をしました。

「厳しい寒さの中、早朝から日没後まで、あなた方は常に、行わなくてはならないことを快く引き受けてくれました。」

何百もの住人が、食糧、消耗品、防水シート、道具、ゴミ箱などを求め、また災害後の混乱を抑えるための情報と調整のために、VMテントに集まってきました。 そこには救援物資も途切れることなく寄せられ、被災地の家族に対してすぐさま届けられました。

このVMに他の非営利団体も加わりました。そのうちのひとつがペット・レスキュー・グループで、動物の食糧を提供したり、ペットを飼う避難者たちが、犬や猫の避難場所に関する情報(避難所になっているホテルなどの多くがペットを禁止しているため)を提供しました。

ローレットのファースト・キリスト教会に戻ったVMチームは、食糧、衣服、水、その他の援助物資を整理し、被災家族に必要なものをできるだけ早く供給するために、救援物資の積み荷の受け入れと配給を続けました。 救援活動が長期間に及ぶ回復段階に移行するにつれて他の組織が引き上げていったため、VMはそこに留まり、取りこぼされてしまった作業に取り掛かりました。

VMはボランティアを組織し、被災地の人々と一緒に瓦礫を撤去し、近隣を清掃し、財産を保護し、家を建て直しました。

「あなた方の献身と疲れ知らずの援助は、実に模範的と言えます」と、セントラルパーク教会のアンソニー・マセーは、ボランティア・ミニスターの貢献を称える手紙を書いています。 「厳しい寒さの中、早朝から日没後まで、あなた方は常に、行わなくてはならないことを快く引き受けてくれました。」

結果、ボランティア・ミニスターの救援活動は、災害に直面した2,470人に対して直接的な援助を施し、これからも何千人もの援助を約束する新たなパートナーシップが生まれました。



あなたの助けが必要です。

ボランティア・ミニスターは昼夜を問わず、あらゆる種類の災害に対応します。 寄付金はボランティアの交通費および食料品、水、テント、医療品などを購入するための、被災者たちの基本的な資金になります。 多くのVMは優れた組織化の方法をトレーニングしているので、他の救援隊員たちも、混乱の中で可能な限り効率的に作業を進めることができます。